カビスタWA解説



lv.55 カビゴン


■はっかのみ


すてみタックル
のろい
ねむる
ねごと

lv.50 ガラガラ♂


■ふといホネ


じしん
いわなだれ
かえんほうしゃ
つるぎのまい

lv.50 エアームド


■きせきのみ


ドリルくちばし
どくどく
ふきとばし
ねむる

lv.55 スターミー


■たべのこし


ハイドロポンプ
かみなり
あまごい
みがわり

lv.50 ハガネール


■ひかりのこな


じしん
のろい
ほえる
だいばくはつ

lv.50 カメックス


■おうごんのみ


ハイドロポンプ
こうそくスピン
リフレクター
ほえる

カビゴン 対55カビゴン、特殊起点
スターミー 対爆破速攻や50カビを中心としたパ
ガラガラ カビゴン受け起点
ハガネール 対遺伝子ケンタ、カビブラ霊流し
エアームド 対草やヘラ、カビ流し
カメックス 凡庸物理流し、リフ・スピン要因


 2014年、金銀界はジム城での夏の大会から再び人口が増え活気を取り戻してきたように感じる。
その影響かどうか分からないが、少しトップメタが変化してきたようだ。
長く頂点に君臨し続けている爆破速攻及びその申し子の55遺伝子ケンタロスに加え、
55寝言カビゴンが台頭し、この2匹を中心に環境が動いていると僕は捉えている。


 今回解説するこのカビゴンスターミーWA(以下カビスタと略す)は、
トップメタ入りした55寝言カビゴンを中心に据え
もう片方のトップメタ遺伝子ケンタロスなどの爆破速攻に対して有利がつく
55スターミーを組ませたパーティです。


 長くなるので段階をおって読み進めてもらえればと思います。




■コンセプト+主軸の解説


lv.55 スターミー


■たべのこし


ハイドロポンプ
かみなり
あまごい
みがわり

lv.50 ハガネール


■ひかりのこな


じしん
のろい
ほえる
だいばくはつ

 まず2014年中頃、55寝言カビゴンが台頭する前、
遺伝子ケンタロスが1強では?といわれた環境の中で組み出した、
ということを念頭に置いて貰いたい。


 当時からハガネールマルマイン+遺伝子ケンタロスの組み合わせに強いといわれていた。
マルマインの大爆発+ケンタロス地震を耐えるため)
これに雨乞い身代わりスターミーを組ませることで決定力を確保した。
スターミーの利点は以下に挙げる。


ケンタロスやそれによく組ませられるサンダーの上から身代わりが貼れる
・55スターミーのハイドロ×2→55ケンタロス自傷ダメージで倒せる確率 64%(必中100%)
・上記2匹とよく組ませられるガラガラに強い
カビゴンポリゴン2は雨乞いを使うことで突破できる
・55スターミーの雨乞いハイドロ→50残飯カビゴンを3発で倒せる確率 56.22%(必中100%)
・55スターミーの雨乞いハイドロ→55残飯カビゴンを3発で倒せる確率 55.53%(必中55.53%)
・55スターミーの雨乞いハイドロ→55残飯ポリゴン2を2発で倒せる確率 64%(必中100%)


 55スターミーは55寝言カビゴンフシギバナを突破しづらいので
それに勝てるポケモンが必要になる。



lv.55 カビゴン


■はっかのみ


すてみタックル
のろい
ねむる
ねごと

lv.50 ガラガラ♂


■ふといホネ


じしん
いわなだれ
かえんほうしゃ
つるぎのまい

 55寝言鈍いカビゴンカビゴン同士が向き合った時に一番勝ちやすい
+特殊ポケモンをほぼ起点にできる。
弱点としてノーマル耐性を持つポケモンを倒しにくくなるが、
50ガラガラを採用しそれらを起点にする。


 この2匹に電磁砲ムウマを加えれば現在流行っているカビパの雛型となるが、
このパーティにムウマを加えると残りのリソースが足りなくなるので、
先に採用しているハガネールムウマの代用とする。
カビガラネール対カビガラムウマなら
ハガネールムウマの前で鈍いを詰めばかなり有利になる。




■取り巻きの解説


 ここまでで55カビゴンスターミー50ハガネールガラガラの編成になっているので
以下のような相手のパーティのギミックに気を付けたい。
特に50に地面が2匹並んでいることから生じてるものが多い。


1、まきびしからの決定力補助
2、パルシェンのエースへの大爆発
3、ナッシーのエースへの大爆発
4、草ポケモンのエースへの宿り木や粉
5、ヘラクロスによる崩し
6、相手のカビゴンを簡単に動かさない
7、カイリキーによる崩し


 7に関してはあまり見ないし、某氏の名言もあってスクランブルで崩そうと思っている。
そして1から6までを考慮し「エアームド」と「カメックス」を採用した。



lv.50 エアームド


■きせきのみ


ドリルくちばし
どくどく
ふきとばし
ねむる

 エアームドは草・ヘラクロスに強いので3から5までに対応できる。
 僕は草ポケモン、特にナッシーの評価が高いので、
エースがエスパー・ノーマル耐性がないなら、それだけでエアームドを採用してもいいと思っている。
凡庸性もあり草ポケモンを使った抜き筋をふさげるのは大きい。
 エアームドは6にも機能するが先に採用したハガネールと炎弱点が被るので
最後の1匹は炎カビゴン相手にそこそこ動ける必要がある。



lv.50 カメックス


■おうごんのみ


ハイドロポンプ
こうそくスピン
リフレクター
ほえる

 カメックススイクン並の評価を貰うべきポケモンだと思っている。
リフレクターが使えるので
55ガラガラの地震+リフ込み地震を黄金の実込みで耐え、
55カビゴンの捨身+リフ込み捨身×2を黄金の実込みで耐えるので
この2匹を(リフレクターを残しつつ)1回は流すことができる。
少し薄いのが気になるがこれが6への回答となる。


 また高速スピン使い(虫にも弱点を突かれない)なので1を利用した
特殊による55カビゴン突破のリスクを減らすことができるし、
パルシェンに当てられるので2をクリアーしている。
 更にパルシェンとは違いバンギラスに先制できる点も大きい。
カメックスはとにかく便利なポケモンだ。かゆいところに手が届く。




■選出及び立ち回り


 相手が爆発ポケモンを揃え、短期戦狙いのパーティなら
エースにスターミーを選出し身代わりと雨乞いで先手を取ろう。

 それ以外は55カビゴンを選出するほうが無難。
相手がノーマル耐性のある霊や鋼でこちらのカビゴンを対処するパーティなら
ガラガラでそれらを起点とする。
ナッシー・パルシェンといった爆発+補助技で崩す感じのパーティなら
エアームドカメックスで封殺して行こう。

 編成に困るようならエース+ガラガラハガネール
スクランブル体制で強引に勝ち筋を作ろう。


他にこの項の備考を書いておく。


フーディンエースはカビゴン+どちらかの鋼でアンコールに対する保険をつくる
エアームドヘラクロスはこらきしが怖いので初手毒々安定
・相手の特殊が電気のみならカビゴンよりスターミーハガネールの崩しが速いかも